たかびっちの日記

思ったことをダラダラと。巳年っぽいブログでございます。

元気な個人の「共同体」

こんにちは。久しぶりの更新です。

 

昨日、孫正義さんの弟である孫泰蔵さんがFacebookに投稿した内容が非常に興味深かったので、それについて少し書いてみます。(2016/7/19 投稿)

 

https://www.facebook.com/taizoson?fref=ts

 

前半部分も非常に面白いんだけど、後半部分に注目してみた。以下一部引用。

 

僕の志向するやり方というのは、連結して財務的に大きなパワーを持っているということで人々を元気づけてダイナミックな力を発揮させるのではなく、一つ一つの企業体をできるだけ小さく保つことで生命力を最大限に引き上げ、企業体の「群れ」でイノベーションをコレクティブに加速させていくというやり方だ(まだ確立できていないので説明が抽象的なのはご愛嬌(笑))。

おそらくモデル確立に至るヒントは、「企業体」よりもさらに小さな「個人」に着目し、元気な個人の「共同体」を作っていくことで活力を高めるというやり方にありそうだという予感はしているのだが、まだその形を確立するには至っていない。

 

 

これは、まさに今僕ら挑戦しているものに近いんじゃないかな。孫泰蔵さんでさえこれだけ抽象的な理解なので、当然僕なんかがきちっと説明できるわけはないんだけど、近い感覚を肌で感じ始めていた。道を間違え、蛇行しながらも確実にこの方向で新しいモデルを確立していってる。

 

世界中が繋がってきて、情報だけでなく物理的な距離さえもどんどん縮まり、更にこれからは人種の壁さえどんどん溶けていく。それに比例して世の中の変化のスピードは加速していく。つまり世界はどんどん平均化していくし、それに向かう過程で様々なイノベーションが連鎖的に起こり続けることで世の中は変化していく。短期的には変化なんだけど、長期的には収斂していってるという感じ。

その中でも日本は最先端に位置していると思う。人間が群れを作るのは元来生存確率を高める為だったし、極論今の雇用というシステムも一部の人たちを除いてそれに近い感覚であると思う。いわゆる”生活の為に働いている”人たちのことね。

日本を最先端と位置付けたのは、生存確率という面で最も高い国だから。実は”生活の為に働く”必要がほとんどなくなってきている。物価は安くシェア文化が定着しつつあり治安も抜群にいい。生活保護という仕組みもあるし気候も良い。ベーシックインカムなどが導入されたらもう生存欲求など働く動機から消え去ってしまう。

 

人には本来個性がある。こういった不安が根底から拭い去られて自由になった時、多くの人は自分の好きなことをするはずだ。

いま現在好きに活動できている人は、多くは群れずに生きていける生命力がある人。だけど、これからはそれを持ち合わせていなかった人たちでも生きていける事に気付き始めているはず。

生存確率が高まった事により以前よりも個人として必要な能力は下がっているので、それが自然な流れだと思う。

今はまだ思い込みや習慣として雇用のカタチは続いてるけど、自由になった元気な個人の共同体は、好き好きに活動することでより活力を得て、その自活により結果として生命力を増していく。

例えば堀江さんのHIUでは、自立した個人がお互いを刺激し合いながら高め合える環境ができている。”誰にも強制されず自発的に”。

今はまだ内向きだけど、これが更なる成長を重ねればどんどん外へ飛び出して行き、イノベーションを起こしていくだろう。

今の社会の仕組みはこれからの現実に則してないから、きっと変化に対応しきれない。今挑戦していることはきっと間違っていないと思う。


それではまた。

 

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